top of page

夏バテは「夏の終わり」からご用心~夏の疲れを秋に持ち越さない、東洋医学の養生~

  • 38 分前
  • 読了時間: 6分

皆さんこんにちは!

たまには、過ごしやすい日が出てきましたね。


8月も終わり、朝晩に少しずつ季節の変化を感じるようになりました。

ところが、この時期になると、

  • 朝起きても疲れが残っている

  • 身体が重くだるい

  • 食欲があまりない

  • 胃腸の調子がすっきりしない

  • 頭が重く感じる

  • 寝ても疲れが抜けない

といった不調を感じる方がいます。

「暑さが少し落ち着いてきたのに、なぜ?」

と思われるかもしれません。

これは、夏の間に受けた暑さや発汗、冷房、睡眠不足、食生活などの影響が重なり、夏の終わりから初秋にかけて疲れとして現れることがあるためです。

東洋医学では、このような季節の変化と身体の状態を合わせて考えていきます。


東洋医学で考える「夏の疲れ」

東洋医学では、身体を「気・血・津液」などの働きから捉えます。

夏は気温が高く、汗をかきやすい季節です。

汗は身体の「津液(しんえき)」、つまり身体を潤す体液の一部と考えられています。

また、発汗によって「気」も消耗すると考えられています。

そのため、暑い中で活動する日が続くと、

暑さ・発汗 → 気や津液の消耗 → 疲れやだるさ

という状態につながることがあります。

さらに、冷たい飲食物の摂りすぎや冷房による冷え、睡眠不足などが重なることで、夏の疲れが蓄積していきます。

そして、その疲れが表面化しやすいのが、夏の終わりから初秋の時期です。


「脾胃」をいたわることも大切

東洋医学では、食べ物や飲み物から身体に必要なものを取り入れる働きを「脾胃(ひい)」が行っているという考え方で捉えます。

暑いからといって、

「冷たい飲み物を何度も飲む」「アイスなどを頻繁に食べる」「食事を簡単に済ませる」

といった生活が続くと、脾胃に負担がかかることがあります。

特に、

食欲がない・胃が重い・食後に身体がだるい

という方は、夏の間の食生活を一度見直してみましょう。

また、秋は「肺の季節」です。

夏の暑さで肺も熱を持ち、乾いています。

肺(秋)の養生も含めて東洋医学ではみていきます。


この時期におすすめしたい食材

夏の終わりは、まだ暑さが残る一方、秋へ向かって季節が変化していく時期です。

食養生では、季節や体調に合わせて食材を選ぶことを大切にします。

山芋・長芋

東洋医学の食養生でも用いられてきた食材です。

倦怠感を取り、疲労回復に役立ち、脾胃を保護し、肺を潤す働きがあります。

ご飯や汁物などにも取り入れやすく、食欲が落ちているときにも使いやすい食材です。

かぼちゃ

夏の食材ですが身体を温める性質を持ちます。

胃をあたため、消化・食欲の改善に役立ちます。

煮物やスープなど、温かい料理にも取り入れやすいでしょう。

さつまいも

秋に向かって旬を迎える食材です。

食物繊維などを含み、主食やおやつとしても取り入れやすい食材です。

気を補い胃腸を元気にしてくれます。

ただし、胃腸が弱っているときには食べ過ぎないようにしましょう。

大豆・豆腐

豆腐は身体の熱を冷まし、水を補います。

冷奴だけでなく、味噌汁や湯豆腐など、温かい料理にも取り入れてみましょう。

お米・おかゆ

お米は日本の食生活に取り入れやすい主食です。

気を補い胃腸を整えます。

食欲が落ちているときには、おかゆや柔らかく炊いたご飯など、消化しやすい形にするのもよいでしょう。


「冷たいもの=悪い」ではありません

ここは大切なポイントです。

暑い時期に冷たいものを摂ること自体が悪いわけではありません。

熱中症予防のためにも、適切な水分補給は重要です。

ただし、

「暑いから毎日冷たいものばかり」

という状態になっていないかを見直してみましょう。

冷たいものを摂ると胃腸の調子が悪くなる方は、常温の飲み物や温かい汁物なども取り入れてみてください。


夏の終わりに意識したい「養生」

東洋医学では、季節の変化に合わせて生活を整える「養生」を大切にします。

① 水分をこまめに補給する

汗をかいたときは、のどが渇く前から適度に水分を補給しましょう。

大量に汗をかいた場合には、水分だけでなく電解質の補給も重要です。

② 冷やしすぎない

暑さ対策は必要ですが、冷房の効いた場所では身体を冷やしすぎないようにしましょう。

特に首・お腹・腰などが冷えやすい方は注意してください。

③ 胃腸をいたわる

冷たいものや脂っこいものを摂りすぎず、消化しやすい食事を心がけます。

④ 睡眠を整える

夏の寝苦しさによる睡眠不足が続いていないか確認しましょう。

身体を休ませる時間を確保することも大切な養生です。


鍼灸では「症状だけ」をみません

東洋はりきゅう院・梅島では、東洋医学の考え方を大切にしています。

例えば「身体がだるい」という同じ症状でも、

食欲はどうか?睡眠はとれているか?汗をかきやすいか?冷えはあるか?胃腸の状態はどうか?

など、身体全体の状態を確認していきます。

東洋医学では、症状だけを見るのではなく、その人の身体全体のバランスをみながら施術方針を考えることを大切にします。

夏の疲れが残っているからといって、すべての方が同じ状態とは限りません。

だからこそ、その時の身体の状態に合わせてツボを選び、鍼や灸を行います。


夏の疲れを「秋まで持ち越さない」ために

季節の変わり目は、身体の状態を見直すよいタイミングです。

まずは、

食事を整える・冷やしすぎない・睡眠を確保する・無理をしすぎない

という基本的な養生から始めてみましょう。

それでも、

「休んでも疲れが抜けない」「身体が重い状態が続く」「食欲が戻らない」「季節の変わり目になると調子を崩しやすい」

という方は、一度ご自身の身体の状態を見直してみてはいかがでしょうか。

当院に通われている患者さんの中にも、立秋を過ぎたお盆あたりから夏バテの症状を訴える患者さんが増えてきています。

東洋はりきゅう院・梅島では、東洋医学の考え方をもとに、お一人おひとりの身体の状態を確認しながら施術を行っています。

夏の疲れを秋冬に持ち越さないために。

今のちょっとした不調を放置してしまうと、秋冬に出やすい「風邪症状」「神経痛」「ギックリ」などにかかりやすくなります。

今の身体の状態を知り、季節に合わせて整えていきましょう。

お気軽にご相談ください。

※強い倦怠感、めまい、吐き気、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、夏バテと自己判断せず、熱中症などの可能性も考え、適切な医療機関への相談・受診をおすすめします。


皆さんのご来院お待ちしております。


 
 
 

コメント


bottom of page