東洋医学ってどんな医学?「気・血・津液」「経絡」から考える身体のこと
皆さんこんにちは!
「肩こりがなかなか取れない」「疲れが抜けにくい」「手足の冷えが気になる」
このような身体のお悩みはありませんか?
身体の不調があると、つらい場所ばかりに目が向きがちです。
しかし、東洋医学では、症状が出ている場所だけでなく、身体全体の状態にも目を向けます。
今回は、東洋医学で出てくる「気・血・津液(き・けつ・しんえき)」と「経絡(けいらく)」について、初めての方にも出来るだけ分かりやすくご紹介します。
そもそも、東洋医学とは?
東洋医学は、長い歴史の中で発展してきた医学の考え方です。
身体の一部分だけを見るのではなく、身体全体のバランスや、それぞれの働きのつながりを大切にします。
同じ肩こりでも、筋肉の緊張が強い方、冷えが気になる方、疲れがたまっている方など、身体の状態は人によって違います。
そのため、症状だけで判断するのではなく、一人ひとりの身体の状態・生活環境などを確認することを大切にします。
その考え方を理解するための手がかりが、「気・血・津液」です。
① 気(き)― 身体の働きを支えるもの
目に見えるものではないので、1番イメージしにくいものです。
ですが、私たちは日常で「気が利く」「気分」「気品」「殺気」「気合」「雰囲気」「気味が悪い」「気絶」「天気」「正気」「活気」「無気力」などなど、非常に多くの「気」に関係する言葉を使っています。
中には、身体の状態を表現する言葉もありますね。
東洋医学でいう「気」は、生命活動を支える働きを考えるうえで大切な概念です。
例えば、身体を温める働きや、身体を活動させる働きなどを考える際に、気というものに目を向けます。
東洋医学では、気が血や津液を動かし、全身に運んでいると考えます。なので、気の過不足や滞りなど、状態に応じて身体の不調を考えます。
「疲れやすい」「頭痛」といった状態も、気の働きという視点から捉えることがあります。
② 血(けつ)― 身体に栄養を与えるもの
東洋医学でいう「血」は、身体に栄養を与え、潤す働きなどに関わる概念です。
全身を巡り、動作や運動などの活動を円滑に行わせます。
現代医学でいう血液と共通する部分はありますが、まったく同じ意味ではありません。
東洋医学では、血の不足や巡りの滞りなども、身体の状態を考えるうえで大切にします。
顔色や皮膚の乾燥、筋肉のこわばりなどを確認するときにも、血の状態という視点から身体を考えることがあります。
③ 津液(しんえき)― 身体を潤すもの
「津液」とは、体内の水分を総称したものです。
身体のさまざまな部分を潤し、また汗や尿で排出することで、適切な状態に保つ働きがあると考えられています。
津液の不足や巡りの滞りなどを考えることは、東洋医学における身体の状態を理解する手がかりになります。
なお、津液は単に水分を飲めばよいという意味ではありません。水分の取り込みや身体の中での働きなども含めて考える、東洋医学独自の概念です。
気・血・津液は、それぞれ関係し合っている
気・血・津液は、それぞれ別々に存在するものとして考えるのではなく、互いに関係し合いながら身体を支えていると考えます。
例えば、気には血や津液の巡りを支える働きがあるとされます。また、血や津液は身体を養い、潤すものとして考えられています。
そのため、東洋医学では一つの症状だけに注目するのではなく、身体全体の状態や、それぞれの働きの関係を考えることが大切です。
④ 経絡(けいらく)― 気血が巡る通り道
もう一つ、東洋医学を理解するうえで大切なのが「経絡」です。
経絡は、東洋医学において気血が巡る通り道として考えられています。
経絡上には「経穴(けいけつ)」と呼ばれるポイントがあり、一般的に「ツボ」と呼ばれています。
鍼やお灸では、身体の状態に応じてツボを選び、施術に用います。
ツボは、必ずしも症状が出ている場所だけにあるわけではありません。
例えば、肩に症状がある場合でも、身体全体の状態を確認し、肩以外のツボを施術に用いることがあります。
これも、身体全体のつながりを大切にする東洋医学の考え方の一つです。
※経絡は東洋医学の伝統的な概念であり、現代医学で確認されている血管や神経などと、そのまま同じものではありません。
東洋はりきゅう院・梅島が大切にしていること
当院では、肩こりや腰痛などの症状がある場合も、つらい場所だけを見るのではなく、身体全体の状態を確認することを大切にしています。
東洋医学の考え方では、コリを単に筋肉が硬くなった状態として見るだけでなく、気血の巡りが滞っている状態として捉えることもあります。
当院では、この考え方を「コリ=詰まり」と表現しています。
詰まっていると考えられる部分だけに注目するのではなく、経絡やツボの考え方も取り入れながら、その方の身体に合った施術を考えていきます。
もちろん、身体の不調にはさまざまな原因があるため、すべての症状を気血の巡りだけで説明できるわけではありません。
大切なのは、一人ひとりの身体の状態を確認し、それに合わせた施術を行うことだと考えています。
東洋医学を、もっと身近に
「東洋医学は難しそう」「鍼灸は初めてなので不安」
そう感じている方もいらっしゃると思います。
最初から専門的な知識を身につける必要はありません。
まずは、ご自身の身体に目を向けてみること。
肩こりや腰痛だけでなく、疲れや冷えなど、日頃気になっていることを見つめ直すことも、身体を知るきっかけになります。
東洋はりきゅう院・梅島では、お一人おひとりのお話を伺い、身体の状態を確認しながら、鍼やお灸を用いた施術を行っています。
身体のことで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
ご自身の身体を知るきっかけとして、東洋医学に触れてみませんか?

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