身体を診るとき
- 東洋はりきゅう院・梅島
- 2022年9月29日
- 読了時間: 2分
皆さんこんにちは!
今回は東洋医学で身体を診る際に、使っているものの一部を紹介したいと思います。
日常の生活でも少し活用していただけると思います。
前回の「気」の話で出てきた自分の身体と向き合うことにも多少役立つと思います。

では上の表は何か、右上の図は何か、、、
五行色体表というのは、自然界の代表的な物質(木・火・土・金・水)に結び付け分類したものです。
右上の図は、相性相克関係の図で、それぞれが補ってあげたり・抑制したりする関係性を表しているものです。
さて、小難しいことはいいので、この表の見方です。
今、季節が秋なのでそこで見ていきましょう!
五行の「金」、五季は「秋」の所を縦に見ていきます。
人体の所を見ると五臓五腑は「肺・大腸」の季節となります。
この季節によく活動するとされている臓器です。
よく活動するため栄養を取らねばなりません。
そこで、五色や五味を見ます。
食べ物を色や味で選んであげましょう。
五畜の所を見ると「犬」となっていますが、日本の場合「馬」となっているものもありました。
中国では犬食文化あるので、犬になっているのでしょう。
そしてしっかりと肺が養われて元気だと、五主の皮毛(皮膚)も元気になります。
すると、病邪が侵入しにくくなり、冬に風邪を引きにくくなったり、乾燥に負けにくくなります。
その他に、風向きは「西」が順風です。変な風が吹いている時は出来るだけ中らないように気をつけましょう!
季節は関係ありませんが、肺が不調だと毛に現れたり、気分は憂鬱になったりします。
ざっくりですが、こんな感じです。
身近な例を挙げると、運動後に酸っぱいものや甘いものが欲しくなったりしたことありませんか?
それは、運動によって「筋」と「肉」を使うからです。
「筋:木・肝・酸」「肉:土・脾・甘」
こんな感じ。
さらに、相克関係を見ると、木は土から養分を吸う。
となっています。
これを見ても、運動後は酸っぱいものと甘いものを一緒に摂取してあげるのが良いんですね!
最近のスポーツ選手や運動部の人たちは、サプリなどで手軽に摂取しているようですが、昔の運動後や休憩中は『はちみつレモン』が王道だったと思います。
私の時も部活によって、試合の時にマネージャーが作ってきている所がありましたね。
昔から理にかなったものをちゃんと食べていたんですね~。
私たちはこういった表を診断に役立てています。
上の表は、一部分です。
季節の養生などに役立てていただけたらと思います!
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